日本脳炎ワクチンの受付を中止しています。

現在、全国的に日本脳炎ワクチンが供給不足の状態となっています。主な理由は下記の通りです。

 

(1)日本脳炎ワクチンの供給量が減った

2016年4月に発生した熊本地震により2社ある日本脳炎ワクチン製造メーカーの1社の製造工場が被災し、ワクチンの生産量が減少しました。その後は日本脳炎ワクチンの供給が不安定な状態が続いていましたが、メーカーの在庫が底をついたために出荷停止となりました(2017年5月8日、メーカー発表)。現在はワクチンの生産は再開されておりますが、出荷は2018年1月頃になる見通しです。

 

(2)日本脳炎ワクチンの需要が増えた

●2016年4月から北海道で日本脳炎ワクチンが定期接種化された。

●2016年2月に日本小児科学会が、日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域に居住する小児、ブタの日本脳炎抗体保有率の高い地域に居住する小児に対して生後6ヶ月からのワクチン接種を推奨した。

●2016年4月から特例接種対象者が拡大され、不足分の接種勧奨が行われた。

 

当院でも日本脳炎ワクチンの入手が非常に困難な状況になっているため、自動電話予約およびインターネット予約での日本脳炎ワクチンの受付を停止しています。当院で接種を希望される方は、受付に直接または電話にてお申し付けください。接種待機者リストに登録いたします。

 

ワクチンの供給が通常の状態に改善されるまでの間、接種を希望されるお子様やご家族の方には大変ご心配とご迷惑をおかけいたしますが、何とぞご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。